静岡市葵区 Sビル様 屋根改修工事②
2020年9月1日更新
前回の屋根改修工事①ではカバー工法の事について書かせていただきました。
古い屋根の上に野地板という木材を敷き、新しい屋根の下地を作ったところまで
ご紹介しましたね!
今回はいよいよ屋根の仕上げです!
まずはルーフィング(防水シート)を張り、次に屋根側面の仕上げをしてしまいます。
金属を加工した唐草を取り付けていきます。
唐草(からくさ)と聞くと、たいていの人が思い浮かべるのは、
風呂敷などで有名な「唐草模様」ではないでしょうか。
唐草はもともと「ウマゴヤシ」というマメ科の植物の別名で、
この植物のツルが絡んだり丸まったりしている模様を「唐草模様」と呼んでいるそうです。
屋根に「唐草」という名称の部位があるのは、昔、軒先の瓦に唐草模様をつける習慣があったからだと言われています。
それがやがて、屋根の軒先などに取り付ける部材を「唐草」と呼ぶようになったのです。
そして現在、屋根の部位である唐草とは、屋根のいちばん外側を囲い込む部材のことです。
水切り用の板金のため金属でできており、主に軒先やケラバに設置されます。
唐草は、軒先に降りてきた雨水を確実に雨樋に落とす大切な役割があります。
そして野地板の上にトタンを張っていきます。
今回のトタンはよく見かける波板タイプですね!
すき間ができないように並べて、金属用の太めのビスで留めていきます。
トタンが屋根の中央で合わさる形になっているので、このままですと
そこから雨水が浸入してしまいます。
ですので、この部分には棟板金を取り付けます。
板金は丁度の長さに加工してあります。
基本的に唐草、棟板金は金属でできているので丈夫ですが、
台風の多い日本では強風によって壊れてしまう場合も少なくありません。
これから台風シーズンですが、
もろくなっているところに大型台風が直撃したりしてしまえば、唐草ごと屋根まで飛んでしまったり、
棟板金の釘が抜けてしまったりすることもあります。
台風で屋根に不具合が起きましたら、雨漏する前にぜひご相談くださいね!
これで屋根改修工事は完了です!
引き続き外壁の改修工事に入ります!