静岡市駿河区 S様邸 外壁修復工事①
2020年10月6日更新
S様からは外壁のコーキングのはがれと、外壁材のはがれで
電話でご相談をいただきました。
コーキングはシーリングとも言いますが、外壁材の目地を埋めるために使用されます。
大体の目安としては寿命は10年位と言われています。
始めは触ると弾力性がありますが、劣化が進むと固くなり、
はがれたりひび割れたりしてしまいます。
コーキングが外壁を占める割合は1%もありません。
しかし、建物全体を保護する上で重要な役割を果たしています。
緩衝
外壁は地震や大型車による揺れ・振動や、
温度差によって生じる膨張・伸縮によるダメージを常に受けています。
外壁材の継ぎ目に充填されたコーキングは柔らかくて伸縮性があるため、緩衝材として衝撃を吸収します。
サイディングなどの外壁材を破損させないように、ダメージから外壁を守る役割を果たしているのです。
防水
雨水に対する建物の耐久力を担っているのもコーキングです!
建物を劣化させる大きな原因の一つに水分がありますが、
コーキングは雨水が外壁の内側に侵入して建物の骨組みとなる柱や土台を腐らせないように保護しています。
補修
サイディングに大きなひび割れが発生した場合、補修にコーキングが使われます。
サイディングの下に防水シートが張られているので、仮にコーキングが破損していても、
雨水が外壁内部に侵入してもすぐに深刻なダメージが及び始めるわけではありません。
しかし、時間が経つにつれて外壁材の中に雨水が浸透し、外壁材は脆くなります。
コーキングの劣化は外壁の保護力が低下している状態なので、早く補修しましょう!
S様邸のシーリングは一部はがれてしまった状態でした。
このままでは内部に雨水が入ってしまいます。
また、内部の一部の胴縁も腐食していました。
胴縁は外壁材などを取り付けるための木材です。
部分的に外壁を切断してはがし、腐食した胴縁を交換することになりました。
1枚目の写真の下の胴縁は、触るとポロポロ落ちてなくなるくらい傷んでいたそうです。
続きはS様邸 外壁修復工事②をご覧くださいね!